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History~バレエ史~

■History~バレエ史~

 

この日のテーマは「バレエ・リュス」について。
“リュス”とはフランス語でロシアのこと。今回は1909年から1929年まで活躍した、ディアギレフ率いる「バレエ・リュス」についての講義でした。

バレエ史を担当するのは舞踊研究家として執筆や講演、バレエ関連展企画や監修など多方面にわたって活躍されている芳賀直子先生です。

 

 

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「バレエ・リュス」。
それまでのバレエ団といえば劇場に所属するものだったなかで、世界で初めてどの劇場にも属さない、ツアーを行うカンパニーとして「バレエ・リュス」は20世紀初頭に一世を風靡しました。
アンナ・パヴロワやニジンスキー、バランシンやフォーキンなど語り継がれる伝説のダンサーや振付家らがいかにバレエ・リュスで活躍していたか。
また「ジゼル」や「レ・シルフィード」など、今では当然のように世界中のバレエ団で上演されている作品が、どんな道のりを経てヨーロッパで幕をあけたのか。当時の貴重な映像や公演プログラムなどの書籍を織り交ぜながら講義はすすんでいきます。

 

この日、受講生たちが驚きの声をあげていたのは「バレエ・スエドワ」についてのエピソード。

フランス語で“スウェーデン”を指す「スエドワ」はスウェーデンにあったバレエ・カンパニーのことで、当時数多くあったカンパニーのなかで唯一ディアギレフが「バレエ・リュス」のライバルだと認めていたのだそう。

リュスに比べて日本ではあまり存在を知られていないスエドワ。
実は戦後の日本で初めて「白鳥の湖」が上演された時に重要な役割を果たした人物が、スエドワとも大きな関わりをもっていて―――

「だからリュスだけでなく、スエドワのことはもっと日本で知られていていいはずなんですよ」と語る芳賀先生。

 

この他にも現代に至るまでのバレエの壮大な歴史をじっくりと深く学ぶことができます。

 

※紹介した内容は講義の一部となります。